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2014/12/15
平成27年1月から 高田整形外科病院(埼玉県新座市) 高山整形外科病院(葛飾区金町)にて診療を行います。
ドクター林のメッセージ
股関節の病気と治療、股関節症にかかわる医療制度について、また、日々の診療の中で私が感じることなどをアップしていきます。
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はじめに
このホームページの目的
整形外科医となって25年目、偶然にも関節外科、特に股関節疾患の治療を中心に行ってきました。大学病院に勤務していた時代から、多くの股関節症の患者さんと接する機会に恵まれたことは私の大きな財産であると思っています。特に神奈川リハビリテーション病院での15年間においては年間100名から250名もの手術、患者さんのお世話をしてきた経験が現在の私のいしずえになっています。
そんな中、日常の診療の場において病状の説明、治療法の選択、今後の治療方針、手術の是非など、患者さんに理解して頂きたい事は山ほどあるのですが、限られた時間の中では不十分な説明になったり、一方的な話になってしまっているのではとの不安に苛まれています。
2015年1月からの勤務先 | |
高田整形外科病院 (埼玉県新座市) |
高山整形外科病院 (葛飾区金町) |
何度も受診され、納得いくまで疑問点をぶつけていただければよいのですが、誰しもが可能な事ではないでしょう。高齢化に伴い健康への関心は益々高まり巷ではいろいろな情報が氾濫しています。 一方、小泉政権下で自己責任なる言葉が一人歩きし、様々な場面で自己判断を強要される時代になってしまいました。
ある股関節症の患者さんが都内の大病院に初めてかかった時の事を話して下さいました。「股関節に変形がありますね、治療としては人工関節の手術ですね。」おもむろに机の引き出しを開け、幾つかの人工関節のサンプルを並べ「さあ、この中から選んで下さい。どれにしますか?」と。面喰らったその患者さんは言うまでもなくニ度とその病院を受診しませんでした。本当のインフォームドコンセント(説明と同意)は手間暇時間がかかるだけでなく患者さんと医者との信頼関係も必要とします。簡単なことではありません。
このホームページが股関節症の患者さんやそのご家族の病気に対する理解や判断の一助となり、前向きに立ち向かっていただけることを期待いたします。
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